ツボケアのほほんとブログ

昔ながらの医術のセルフケアと気楽なネタを書き留めているブログです。

土のエネルギーが営む脾システム

土の繋ぎ留めるエネルギーが脾を営む

四季はスイッチひとつで
切り替わるわけでなく、
なんとなくの流れで
気づかないうちに替わっていきます。

だから四季を繋ぐように
土用があることも
気づかれないことが多いようです。

土用とは
繋ぎ留める作用のある
土エネルギーを用いて
四季をスムーズに
切り替えてていく期間です。

土エネルギーを色で表したら黄、
空間なら南、
季節は土用と長夏ちょうかまたの名を梅雨、
人体に当てはめると
脾というシステムになります。

脾は飲食物を消化吸収して
栄養を心身へ分配するシステムです。

つまり脾システムとは
消化器系だと思っておいてください。

ですから、
口はその支配下ですし、
その繋ぎ留める働きで
関節の担当もしています。

脾システムがないと
心身を連携させることができず、
ただ漂うだけしかできなくなります。

脾が人をかたちづくるから何でもできる

昔ながらの医術では、
身体と精神はひとまとめで捉え、
協調して働き生命を維持している
ととらえています。

脾システムの場合は、
身体的には消化器・免疫系や関節を、
精神的には思考や悲しみという感情を
コントロールしています。

生きるために具体的に何かをする、
そのための下準備をしておくシステム、
それが脾です。

だから土用になると、
目立たないけど無くてはならない
システムを労るために、
消化が良く栄養価の高い食べ物、
ウナギを食べることになったのだ
という訳です。

ちなみに、
梅雨も脾システムを
労った方がいいのですが、
その理由は脾が
梅雨特有の湿気に弱いからなのです。

食欲なく手足に力が入らず考え込みがちなのは脾のトラブル

土用や梅雨に限らず、
食欲がないとか、
手足がダルいとか、
考え込みがちとか、
問題の先送りモード
になっている場合は
脾のセルフケアがオススメです。

身体的には先程も
お伝えしましたが、
消化が良く栄養価の高い食べ物を
採るのは大事なことです。
あるいは食欲増進のために
甘味を食べるのも
良いかも知れません、
が食べ過ぎれば逆に
ダルさが増すでしょう。

また他のセルフケアとしては、
体幹部を鍛えるのもオススメ、
ブレを防ぎ
次のステップの下準備
になりそうですね。

精神的には、
思考が堂々巡りをして
判断がブレ易く、
また訳もなく悲しい気持ちに
なりがちでもありますから、
大事な決断をしなければ
ならない時には気に留めて
おくといいかも知れません。

これだと問題の先送りを
オススメしている感じがしてきますね。

当たらずしも遠からず、
ゆったり構えて
ムリせずマイペースに過ごす、
これが土用と梅雨の
過ごし方の基本ではあります。

まとめ

  • 土の繋ぎ留めるエネルギーが脾を営む
  • 脾が人をかたちづくるから何でもできる
  • 食欲なく手足に力が入らず考え込みがち

土用を無難に過ごすための
ツボケアは出来れば
お灸をオススメしたいです。

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どうぞ皆さまにとって
良い四季の繋ぎになりますように。

では、ご多幸とご健勝を♪